「やわらかい陽射しが心地いいね」

来院された方々が待合室で口を揃えます

木の温もりを感じさせる待合室
ゆったりとした空間に無垢材のテーブルと椅子が並ぶ
窓から差し込むやわらかい陽射しが、
昼下がりになるとテーブルに木漏れ日の斑模様として映し出される

歯科医院の待合室は、
来院された方々の話し声で賑わい憩いの場へ変わる
来院される方に心地よさを感じてもらいたい
そして、お口の健康を通じて健やかな日々を過ごせるお手伝いができますように...

医院長・副医院長 ロングインタビュー

2014年7月某日 蔦川裕来院長、路子副院長にみどりの歯科医院に込めた“想い”をお伺いしました。ここにお届けするのは、お二人の子供時代から今に至るまでの赤裸々なエピソードです。とても長いですが、お茶を飲みつつご覧いただければ幸いです。


それでは最初に、お二人が歯科医を志したきっかけをお聴かせください。

<裕来院長>

父が元々歯科医院を開業していまして(旧医院名:蔦川歯科医院)、自宅と医院が同じ場所でしたので、歯科医は身近かな職業でした・・・けれども僕は将来歯科医になる意識はまったく無かったです(笑)。
両親も何も言わなかったですし・・・今思い返しても子供の頃は歯科医はまったく意識してなかったですね。

<路子副院長>

でもこないだ実家の部屋を整理してたら自作の診察券が・・・

<裕来院長>

ああ!そうなんですよ。子供の頃に作った手書きの自作診察券が出てきたんです。「つたがわしかいいん つたがわゆうき」と全部平仮名で予約欄もあって。当時お気に入りだったドラえもんのアイテム「石ころぼうし」も書いてました。どこかでは意識していたのかもしれませんね(笑)
その後は高校に進学し、17歳ごろでしょうか、文理の選択をする時に「歯学部に行こう」と思う様になりまして、推薦で歯学部に進学しました。


少しづつ歯科医になる意識が形成されたのですね。一方、路子さんのきっかけは?

<路子副院長>

私は元々虫歯が凄く多かったんですよ(笑)。一本治したらハイ次の虫歯・・・といった感じで。
近所にとっても優しい歯医者さんがあって、そこに家族で通っていまして、中学生頃には「お医者さんイイなー」と思う様になりました。大学に進学する際、細かい仕事が好きなので眼科か歯科!と迷って歯科にしました(笑)。
それと実は子供の頃から歯並びが悪く、写真を撮る時も口元に気を使ったりと、気持ちや生活にマイナスの影響が出ることがありまして。それが大学時代に先輩に歯列矯正をしていただき、コンプレックスが解消されて・ほ・ん・と・う・に嬉しかったです!矯正歯科に進むきっかけは、自分自身の喜びの実体験ですね(笑)


歯列矯正されていたんですね。喜びの体験は貴重ですね。
裕来さんは大学卒業後、3年間福島県の歯科医院でお勤めされ色々な事を学ばれたそうですね。

<裕来院長>

はい。まず一人の歯科医として軸となる考え方を、院長に学ばせていただきました。
患者さんの困りごとを解決するために、現状に満足せず、常にレベルを上げていかなければならない。そのためには「志を高く持ち、何事にも謙虚に」でいなければならないという事です。
また、医師、スタッフ一人一人が自分の仕事に責任とプライドを持ち、かつ全員で1人の患者さんをみて、その情報を共有していました。
全員で1人の患者さんをみることは、(みなくても業務としては成り立ってしまうため)実現できている医院は少ないと思いますが、「患者さんの満足=治療に対しての責任」を皆が一番に考えることで、高いレベルの治療と満足を実現していました。
「自分一人だけではなく、スタッフ全員が治療に対してのプロ意識と責任感をもつ大切さ」を学びました。


貴重な体験ですね!
その後お二人で坂出市に帰郷されたわけですが、医師となって眺めてみた蔦川歯科医院はいかがでしたか?

<裕来院長>

そうですね(笑)
当然ですが、良い点と改善したい点の両方がありました。
良い点は、例えば高い技術を追求していた点ですね。改善したい点は、例えば医師とスタッフ間、患者さんとの意思疎通が十分できていなかったり、服装・髪型に対する考え方など、「医療従事者としてのプロ意識」がまだまだ低かった点です。
帰郷して父から医院長を代替わりし、気になる点をスタッフに注意していきましたが、やはり価値観の合わないスタッフは退職されました。しかし結果として価値観の近いスタッフ体制を作る事ができましたので、少しづつ「医療従事者としてのプロ意識」が高まっていっていると思います。もちろんまだまだ途中ではありますが・・・

プロ意識・・・大切な視点ですね。
現在みどりの歯科さんは、「心地良さ」をとても大切なキーワードとしてよく挙げられていますが、その「心地よさ」に行き着いた経緯を教えてください。

<路子副院長>

最初は旧蔦川歯科医院を全面改装する予定でした。
新しくなるので、お洒落なロゴを作ってもらおうと思い、気安い気持ちで東京の柿木原さんにお願いしたのですが、「ロゴの中には働いている人の想いが込められなければいけない。どういう医院にしたいのかをもっと考えて欲しい。」と言われました。

この日から「私たちはどういう医院にしたいのか?」を考えていく事になりました。
スタッフ全員がプロ意識を持って働く事は考えていましたが、本当にそれだけなのか?私たちがしたい事は治療だけだろうか?自分たちとスタッフの関わり方は?自分たちと地域の関わり方は?自分たちの目指すゴールは?

約1年考え、話し合い、最終的に見えたものが

  • 私たちは患者さんに寄り添い、お口の健康を一生守っていきたい
  • そのためには歯科医院が足を運び辛い場所であってはならない
  • そのためには歯科医院は憩いの場に変わらなければならない
  • そのためには全員がプロであると同時に、学び、成長し続けなければいけない
  • 同じ想いで働く仲間だから、お互いの事を知り、尊重し、理解し合わなければいけない
  • そして地域に存在する以上、医療以外でも地域住民と関わり、学び学べる場でなければならない
  • 関わる全ての人間みんなで成長できる関係になりたい

ということでした。

そしてこれらを内包するキーワードとして「心地良さ」を見つけました。
「心地よさ」は心が安らぐわけですから、患者さんの口中が良好であり、好んで通ってくれる医院です。
その医院内では、スタッフ同士が良好で助けあい、気持ちよく働いている。患者さんのために、全員がプロ意識を持ち、高い技術を提供し、さらなるレベルアップも目指している。
そして地域の人々にとっても心安らぐ場であり、関わる全ての人々と一緒に成長できる関係である。
そういった想いを「心地良さ」に込めました。
そして自分たちの考える「心地良さ」を実現するため、現在の場所に新築移転する事に計画を改めました。


深いですね!「心地良さ」の一語にそれだけの想いが詰まっていたのですね。
みどりの歯科という名称に変更したのもそれと関係があるのですか?

<路子副院長>

はい、そうなんです(笑)
想いがカタチになり始めた頃、どうせなら医院名にも思いを入れたい、そしてスタッフ達にも「自分たちの医院だ」と感じてもらいたい!と思い、思い切って医師名(蔦川)を入れない医院名に変える事にしました。
そして、心地良く、人々が集い、憩い、成長する・・・
というと「緑」!と思い、「みどりの歯科医院」にしました。
想いと名前が定まって、素敵なロゴマークができました。


実は不思議だったんですよ。なぜ開業30年のネームバリューがある「蔦川」を使わなくなったのか。
そんな想いが込められていたのですね。お話をお伺いできて目から鱗が落ちました。
想いの一杯詰まった医院名。素敵ですね。
では最後にお二人から、このインタビューをご覧の皆様に何かコメントをお願いします。

<裕来院長>

そうですね(笑)
最近は、地域との関わり方を考えているところです。憩いの場としての活用や、子供向けの教室なんかもしてみたいです。地域の皆さんの「みどり」になれるように少しづつ頑張ろうと思います。

<路子副院長>

私は自分が歯並びが悪かったからこそ、歯で悩んでいる人の気持ちがよく分かります。
気軽に相談できる人がいなくて辛かったです。相談できる人がいつも欲しかったです。
だからこそ私自身が「気軽に相談できる人」になりたいと思います。気軽に寄っていただけると嬉しいです!


きっとお二人の想いが伝わって、心地良さ一杯の歯科医院になると思います。
本日はありがとうございました。